NHKドキュメンタリー番組テーマ曲 YouTube 4選

音楽

僕はNHKのドキュメンタリー番組が好きでよく見るのですが、いつも感心させられるのはそのテーマ曲です。多くの番組で、内容にぴったりの曲が選ばれて/作られているんですよね。

今日はYouTubeで聴くことのできる、お気に入りのテーマ曲をご紹介します。

※オフィシャルに上がっているものを選んでいます。YouTubeプレミアムに登録していないとみられない可能性がありますので、ご了承ください。

加古隆「黄昏のワルツ」(にんげんドキュメント)

まずは「にんげんドキュメント」のテーマ曲、加古隆の「黄昏のワルツ」です。「人間ドキュメント」は2000年から2007年まで放送されていて、その初期にこの曲がテーマ曲として使われていました。

「黄昏のワルツ」という曲名が本当にマッチしていると感じます。重厚なメロディから、黄昏の風景が目に浮かびます。

YouTubeには、ご本人が加古隆クアルテットでの演奏を上げています。

加古隆クァルテット『黄昏のワルツ [Takashi Kako Quartet / Waltz In The Evening Glow]』

ウォン・ウィンツァン「旅のはじめに」(にっぽん紀行)

次に取り上げるのは、不定期に放送されている「にっぽん紀行」のテーマ曲、「旅のはじめに」です。ウォン・ウィンツァンによる作曲です。

たまたまNHKを見ていて、この番組とこの曲が流れたとき、ものすごく感動したんです。すぐにインターネットで調べて、そのときにはじめてウォン・ウィンツァンという作曲家を知りました。

「黄昏のワルツ」とは対照的に、軽快で、だけどどこかためらいのあるメロディが、庶民の日常にフォーカスした「にっぽん紀行」の映像にフィットしています。

YouTubeでは、ご本人が飛鳥ストリングスとの共演を上げています。

旅のはじめに 〜NHK「にっぽん紀行」テーマ曲〜 Wong WingTsan + Aska Strings [official]

ウォン・ウィンツァンは、他にも「目撃!にっぽん」のテーマ曲や、「こころの時代」のテーマ曲も担当していて、YouTubeのオフィシャルチャンネルに演奏を上げています。ご興味のある方はチェックしてみてください。

冨田勲「祭りの笛」(新日本紀行)

もしかしたら、これまでのNHKの番組テーマ曲で、一番有名なのはこの曲かもしれません。「新日本紀行」は1963年から1982年まで放送されていた長寿番組で、冨田勲がテーマ曲を担当しています。

日本らしいメロディーでありながら、パンチのあるオープニングには、なんというか、高度経済成長が始まる頃の日本の混沌とした雰囲気と、エネルギーを感じます。

オリジナルは見つけられなかったのですが、葉加瀬太郎がオフィシャルチャンネルに演奏を上げていて、オリジナルに近いものになっています。

新日本紀行

松崎ナオ「川べりの家」(ドキュメント72時間)

最後はちょっと趣向を変えて、ボーカル入りの曲をご紹介します。2013年からレギュラー放送されている「ドキュメント72時間」のテーマ曲で、松崎ナオの「川べりの家」という曲です。

この番組も「にっぽん紀行」と同じく、こちらも庶民の生活にフォーカスした番組なのですが、テーマ曲のアプローチは異なっています。「にっぽん紀行」では、番組描かれた生活に、やさしく寄り添うテーマ曲になっていますが、こちらの「ドキュメント72時間」は、定点観測で描かれたたくさんの場面と人生と、同じような目線から小さな世界をパーソナルに歌ったテーマ曲をぶつけて、発散させる構成になっています。

正直、最初はなぜこの曲何だろうと思ったのですが、今となってはこの曲無しに「ドキュメント72時間」は成り立たないと思っています。

川べりの家

まとめ

僕の好きなNHKドキュメンタリー番組のテーマ曲を、4曲ご紹介しました。重厚な曲から軽快な曲まで、またオーケストラからボーカル曲まで。ドキュメンタリー番組だけに注目しても、テーマ曲の選び方の範囲の広さに驚かされます。

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