T-SQUAREの和泉宏隆が4/26に亡くなり、ニュースでも報道されていました。まだ62歳だったそうです。残念です。
私がT-SQUAREにはじめて出会ったのは、中学生の時でした。
たまたま父親に連れられて行った遠縁の親戚の家に、１つか２つ年上の兄ちゃんがいました。サッカーやらパソコンやらの話をしながら遊んでいたところ、その兄ちゃんのお父さんが「エレクトーンを弾いて聞かせろ」と兄ちゃんに言ったんです。兄ちゃんは恥ずかしいのか渋々でしたが、エレクトーンを弾き始めました。その曲がT-SQUARE（当時はまだTHE SQUAREでした）の「TAKARAJIMA」でした。和泉が作曲をしています。
自分はちょっとだけピアノを弾けたので、当時クラシックの曲は聞いていましたが、フュージョンの曲を、しかも生演奏で聞くのは初めてだったので、「カッコいい～！！」と興奮したのを憶えています。
その後もT-SQUAREはいくつものヒット曲を出しましたが、今でも自分にとってのNo.1はこの「TAKARAJIMA」です。
Youtubeにもたくさんアレンジが上げられていて、貴重なものもありますので、お勧めの4選をご紹介したいと思います。
オリジナル
こちらは1986年のテレビ番組でのテイクとのことです。「TAKARAJIMA」が入っているアルバム『S・P・O・R・T・S』が発売されたのが1986年の3月ですので、同年の演奏になります。レコード音源とはもちろんソロなどが異なりますが、オリジナルに近いものになっています。シャープで都会風のアレンジですよね。
エレクトーン
こちらは、エレクトーンによる演奏です。小池花奈さんというプロの音楽家の方が弾いていらっしゃいます。ドラムなども入っていますので、オリジナルに近いですが、エレクトーンの音色のためか、やわらかい感じになっています。
親戚の兄ちゃんは、こんな感じで弾いていたのかなーと思ったんですが、よくよく考えると、弾いて聞かせてくれたのは1986～87年ごろだと思われるので、こんなにばっちりバックが打ち込まれているとも思えず、生音だけだったのかな、とも思いました。（そこまでは憶えていない）
吹奏楽
「TAKARAJIMA」がこれほどまでに有名なのは、真島俊夫による吹奏楽のアレンジが、たくさんの中高生に演奏され続けているからですよね。Youtubeにもたくさんの吹奏楽アレンジが上がっていますが、なかでも貴重なのがこれです。2014年6月22日のテレビ朝日「題名のない音楽会」で放送された、オールスター吹奏楽団（東京佼成ウインドオーケストラ、大阪市音楽団、シエナ・ウインド・オーケストラの混成楽団）による演奏です。
シエナの首席指揮者である佐渡裕が「題名のない音楽会」の司会をしていた当時だからこそのコラボです。一言、豪華です。
吹奏楽版は、アゴゴベルの音が印象的な、サンバのような陽気なアレンジです。オリジナルのソリッドでストイックな感じとは違い、鮮やかで抜けるような感じが楽しいです。
ピアノソロ
2020年1月のライブでの和泉本人によるピアノソロです。素晴らしいです。この演奏を聴くことができてよかったです。
ピアノだけなので、シンプルな分、メロディーの良さを改めて感じます。この曲の一番の良さであるキラキラした感じって、オリジナルや吹奏楽版のアレンジが理由なのではなく、メロディー自体によるものなのだと、この演奏を聴いて思いました。エンドレスで聴いていたいです。
まとめ
T-SQUARE 「TAKARAJIMA」のおすすめYoutubeの4選をご紹介しました。和泉は残念ながら亡くなってしまいましたが、彼の作った曲はまだまだ演奏され続け、残っていくのだと思います。
「TAKARAJIMA」は他にもたくさんのテイク・アレンジがYoutubeに上がっていますので、曲がお好きな方は探してみてください。
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