10% Gay Lifeにようこそ。オーナーのいっちゃんと申します。
名前 | いっちゃん |
性別 | 男性 |
年齢 | 40代 |
生息地 | 東京 |
職業 | 会社員 |
趣味 | 読書、旅行、スポーツ観戦、料理、YouTubeを見る |
セクシャリティ | ゲイ |
パートナー | 有 |
10% Gay Lifeを始めたわけ
最近、YouTubeを見ることが趣味になりました。最初は芸能人のYouTubeチャンネルを見たり、音楽を聴いたりしていたのですが、ある時、いわゆる普通のゲイの人たちが一人、あるいは複数人でおしゃべりをするチャンネルがたくさんあることに気づき、見はじめました。そして、ゲイの人たちのリアルなトークを見られるのは、画期的だと思いました。
振り返ると、僕がゲイだと気づいた10代のころ、自分と同じようなゲイの人たちが何を考えて、どんな風に生きているか、知る方法はありませんでした。それは、なかなかキツいことでした。もちろん、ゲイのことを書いた本はあったし、あるいはゲイ雑誌の友達募集欄を使ってゲイの友達を作ることも可能だったかもしれません。ただ、親と同居していたこともあり、また当時から引っ込み思案だった僕にとって、それはとてもハードルが高かったんです。
なので、20代のころに登場したインターネットは、僕にとって福音でした。誰にも知られることなく、ゲイ向けの掲示板やミクシィでゲイの仲間を作ることもできるようになりましたし、なにより当時自分のホームページやブログを書いているゲイの人たちがたくさんいて、彼らの日記を読むのを楽しみにしていました。たぶん、10代のころ想像もできなかった、ゲイの「ロールモデル」みたいなものを、彼らの日記で探していたのかなと思います。
30代になると、自分自身が忙しくなったことや、ゲイとして生きることの迷いもなくなり、なんなら相方までできたこと、またインターネットの世界でホームページやブログが下火になったこともあり、すっかりゲイの仲間の日記を読む機会もなくなりました。
最近になって、ゲイの方々がやっているYouTubeチャンネルを見るようになって、当時のホームページやブログと同じような役割を果たしているのかなと思いました。彼らはきっと誰かにとっての「ロールモデル」になっているのだと思います。
さらに、彼らのおしゃべりはものすごく突飛なことを言っていたりするわけではないけど、彼らにとっての「当たり前」は自分やほかの人にとっては「当たり前」じゃないんだということも分かったし、だからこそ面白く感じるのだと思ったんです。
なので、僕も何かを書き残すことで、もしかしたら誰かの「ロールモデル」になりうることもあるかもしれないし、そうでなくても自分にとっての「当たり前」が、誰かにとって面白く感じたりすることもあるかも、と思ってこのブログをはじめてみることにしました。
「いやYouTubeやれよ!!」なのかもですが、40代になってもいまだに引っ込み思案な僕にとっては映像のハードルは高いので、まずはブログをやってみようと思います。
10% Gay Lifeとは
こうして自分の生活についてブログを書いていこうと思いついたのですが、さて、自分がゲイとして生きている部分ってどれだけあるのかと考えてみると、その割合は意外と小さいのではないかと思ったんです。たとえば仕事をしているときに、自分がゲイであることを意識する瞬間はほとんどないですし、あるいは友達と遊んでいるときや一人で趣味に没頭しているときも、自分がゲイであることを意識する瞬間はほとんどありません。一方でたとえば親と家や墓の話をするときや、相方と将来の話をするときなど、もちろん自分がゲイであることを意識することはあるのですが、僕にとってはその割合は10%ぐらいのものなのかな、と思ったのです。
このブログもゲイとしての生活や悩みなどについても書いておこうと思うのですが、それ以外のことについても書いていこうと思います。10%のゲイとしての生活も含め、トータルで今の自分だと思うのです。
もちろん自分が置かれている状況や年齢によっても、その割合は違うかもしれません。僕も、一番悩んでいた10代や20代の頃は、もしかしたら生活の半分はゲイであることを意識していたかもしれません。幸か不幸か、40代になりその割合は10%になりました。それを率直に書くこともまた、誰かにとっての「ロールモデル」になるのかもな、と思っています。
のんびりと書いていきたいと思います。こんなゲイもいるんだと、どこかのだれかが安心したり、面白いと思ってくれれば幸いです。