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追悼 高橋三千綱

8月17日、芥川賞作家の高橋三千綱が亡くなったそうです。僕は最近の高橋の作品を頻繁に読んでいたわけではないので、高橋の熱烈なファンかといえばそういうわけではないのですが、高橋の存在は一時期僕の人生にすごく影響を与えていたので、その高橋が亡...
Gay Life

永易至文『にじ色ライフプランニング入門』を読む

ライフプラン・ライフプランニングに関する本はたくさんありますが、この本は私が知る限り、唯一ゲイのライフプランニングを扱った本です。2012年、にじ色ライフプランニング情報センター発行、太郎次郎社エディタス発売です。 もし「ゲイの学校...
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真藤順丈『宝島』を読む

今回も、直木賞受賞作を取り上げたいと思います。真藤順丈『宝島』は2018年に講談社から出版された作品で、2018年下半期の直木賞を受賞しています。 『宝島』は戦後の沖縄を舞台に、「戦果アギヤー」という、アメリカの基地から物を奪ってく...
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大島真寿美『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を読む

引き続き直木賞受賞作を読んでおりまして、今回は大島真寿美の『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』を読みました。2019年上半期の受賞作です。2019年に文藝春秋から出版されていて、2021年8月に文春文庫で文庫化される予定です。 『渦』は江...
Gay Life

塚本堅一『僕が違法薬物で逮捕されNHKをクビになった話』を読む

先日相方が、塚本堅一の『僕が違法薬物で逮捕されNHKをクビになった話』を貸してくれました。NHKのアナウンサーが違法薬物の所持で捕まってニュースになっている、という話は以前聞いていたのですが、そのご本人が体験を本にまとめて出されたものです...
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門井慶喜『銀河鉄道の父』を読む

僕はこれまで芥川賞受賞作はかなりの割合で目を通してきたのですが、直木賞受賞作にはあまり触れてきませんでした。もちろん娯楽作も好きではありますが、基本的に純文学が好きなのと、あとなにより芥川賞受賞作は『文藝春秋』の3月号・9月号を買えば全編...
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島本理生『夏の裁断』を読む

島本理生の『夏の裁断』を読みました。2015年に文藝春秋から刊行され、2018年には文春文庫で文庫化されています。 島本は、何度も同じテーマで作品を書いています。それは、「人を支配し思い通りに操る男と、逆らうことができずに支配される...
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吉田修一『国宝』を読む

吉田修一の『国宝』を読みました。2017年から朝日新聞に連載されたのち、2018年に上下巻で朝日新聞出版から出版されています。 まず読み始めて、その文体にびっくりさせられました。たとえば出だし。 その年の正月、長崎は珍しく大雪...
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